前回の地盤調査で地盤改良が必要と判定されたI様邸の地盤改良工事を行いました。
「地盤改良」とは、地盤の強化が必要な土地(地盤)に、強化の為の改良を加えることです。地盤調査の結果や土地周辺の情報から、地盤改良の必要性が判断されます。
今回のI様邸では「湿式柱状改良工法」という工法で地盤補強を行いました。この工法は、円柱状に固めた改良杭を地中に何本も成型し、建物を支える地盤を強化する仕組みです。地盤調査で判明した、地盤の性質などの試験データを元に、改良杭の長さ・太さ・本数が決まります。
詳しい手順は、まず地中に円柱状の穴を掘削しながらセメントミルク(※)を注入し、土とかき混ぜながら設計深度まで掘り進めていきます。そしてセメントと土が地中で固まることによって改良杭が成型されます。
※ セメントミルクとは、セメントと水を練り混ぜたもの
今回のI様邸の場合は、杭の長さ5.0m/太さ500㎜/本数30本の工事となりました。次回は、丈夫になった地盤に基礎コンクリートを打設していきます。その様子は、次の【施工日記】でお伝えします。
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