今回はI様邸の内装の仕上げについてお話していきます。
ナチュラルな漆喰壁や無垢床に合い、なおかつアクセントになるようなタイルや石で内装の仕上げをしました。カウンターやテレビ台は、それぞれ別の無垢板材をこだわって使用しています。
【キッチン周辺】
まずはキッチンのタイルです。あとで目地を詰めるので、タイルが重みで落ちていかないように木の板を挟みながらタイルを張っていきます。
オレンジのラインが良いアクセントになっています。
立ち上がり部分はシンプルな白のタイルにしました。
完成です。目地が入ると一気に引き締まります。
立ち上がり部分にも電源コンセントを設けました。
キッチン裏の収納スペースです。あとで棚板が入ります。
【リビング】
テレビ台の裏のアクセント壁を作っていきます。キッチンタイルと同じやり方で張っていきます。
精度の高い綺麗な並びです。
完成です。テレビ台は、絹のような光沢を持つ栃(トチ)の一枚板を使用しました。
【寝室・脱衣室・浴室】
寝室には腰壁を作りました。漆喰壁との相性がとても良いです。
窓は高い位置に設置し、外からの視線を遮りました。
脱衣室は、収納や部屋干しに使えるポールを設置しました。
浴室は引き戸です。
【2階ホール・オープンスペース】
続いて2階に移ります。階段の手摺も無垢材で作っています。
2階のホールから玄関を見下ろす吹抜けです。
ホールと繋がるオープンスペースです。
色々な使い方ができるようシンプルな仕上りになっています。
カウンター材は、綺麗な褐色の木目がはっきり出ている栗材を使用しました。
【2階洋室】
2階の洋室もたっぷりの収納とカウンターがあります。
カウンター材は、黄蘗(キハダ)という材を使用しています。キハダはミカン科の落葉高木で、名前の通り黄色っぽい色合いが特徴です。煎じて漢方薬としても使用されている木です。
【2階トイレ】
最後に、こだわりが詰まった2階トイレの仕上げです。まずは御影石を張っていきます。
照明用の配線とコンセント用の穴を開けておきます。カウンター材は、木目が美しいケンポナシを使用しました。
完成です。奥の壁は、国産ヒノキ材の小口を並べて作りました。
もう一面の壁は、光沢のある黒の細かいタイルを並べています。
壁だけでなく、小物にもこだわりました。
手洗いの器は、信楽焼(しがらきやき)です。
蛇口とトイレットペーパーホルダーは、真鍮(しんちゅう)です。
高級旅館のような豪華な空間に仕上がりました。
今回はI様邸の内装の仕上げについてお話ししました。次回、I様邸の最後の【施工日記】は、外構工事についてお話します。
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