一般的な乗用車に搭載されている鉛バッテリーは12V、大型トラックですも25Vのバッテリーが搭載されています。42Vは感電死する42(死に)ボルトと言われています。それでも家庭用の電源は100Vですよね。だから家庭には感電死が起こる危険性があるのです。
また、スマホなどに使われているリチウムイオン電池は、衝撃によって爆発することもあります。発火事故も後を絶ちませんよね。便利な生活には危険も伴っていることを忘れないようにしたいものです。
鉛のバッテリーはサルフェーションという、バッテリーの劣化がデメリットです。粉状のイオンが膜を作り使えなくなります。そこに電気信号を与えて膜を落とし、半永久的に使える技術があるのです。1個2,000円位でバッテリーを再生することができるのは、業界では革命的と言われています。
電力会社の電力に頼らない、電気エネルギーの自給自足での生活をオフグリッドといいますが、現在は蓄電にリチウムイオンバッテリーを使用するのが一般的です。ただ、発火事故などの危険性もあり安全とはいえません。
蓄電には鉛のバッテリーでも十分なのはあまり知られていないことです。これは将来的には家庭用電源なしでも快適な生活ができる可能性を秘めています。すでに日本で1枚4万円の太陽光パネルとフォークリフトの中古バッテリーの組み合わせだけで快適なオフグリット生活を送っている人もいます。
感電の危険のある100Vの電源が当たり前の生活から少しずつ、安全で環境に優しい暮らしに社会が変わっていくのかもしれませんね。エネルギーの自給自足は、リトルバードの大きなテーマの一つでもありラボで研究を進めています。エネルギーの自給自足が進めば送電線のない綺麗な街並みが実現する日がくるかもしれません。