今回から「エコな家」の標準仕様となった断熱材”セルロースファイバー”とセルロースファイバーブローイングマシン(吹付けマシン)の紹介です。
セルロースファイバーは、天然繊維(パルプ)で出来た断熱材の一種です。現在、日本では化学物質で作られた断熱材が多い中、セルロースファイバーは新聞紙をリサイクルして作る再生品であるため、住む人と地球環境にやさしい断熱材です。また、高い断熱機能と多くの付加機能を持っている高性能断熱材でもあります。
【セルロースファイバーのメリット】
- 高い断熱効果により、夏涼しく冬暖かい
- 遮音性と吸音性に優れている
- 調湿効果があるため快適な湿度を保つことができる
- 耐火性に優れている
- 防錆・防カビだから建築物にダメージを与えない
- 防虫だからシロアリやゴキブリといった害虫を寄せ付けない
- 毒性がなく、一般の食卓塩の6倍も安全
デメリットといえば、施工時に専用機械と専門職人が必要になるため一般的なグラスウールなどに比べてコストがかかることがあげられます。
しかし、「エコな家」では、今回購入した専用機械を正しく扱い、施工や性能の専門知識を持った当社の職人が丁寧に施工致しますので、高性能断熱材”セルロースファイバー”を「エコな家」の新しい標準仕様に採用することができました。
【施工手順①】不織布をゆるまぬようにピンと張ります。
【施工手順②】 隙間なくセルロースファイバーを吹き込み充填していきます。
【施工手順③】開口部まわりや狭い隙間にも施工し、気密性を高めます。そして、最後に吹き込み口を不織布で塞いで完了です。
【セルロースファイバーができる流れ①】これがセルロースファイバーの原料となるものです。
【セルロースファイバーができる流れ②】マシンへ投入してほぐしていきます。
【セルロースファイバーができる流れ③】 細かく裁断され、木綿のようにふわふわになり、できあがりです。